第5話:衣類は、売り方で売れゆきが違う
今回は、出店する販売種目「衣類」に特化した努力の仕方について、述べてみたいと思います。
読者の皆さんに問いかけです。
ある出店者が、子ども服を1枚づつ透明なビニール袋にきれいに包んで、きれいに陳列していました。その一方で、同じ商品種目である子ども服をプラスチックケースにごちゃごちゃに入れて陳列していました。
どちらの出店者の方が、売れたのでしょうか?
答えは、「プラスチックケースにごちゃごちゃに入れて陳列していた方」です。
どうして売れたのでしょう? 現場でなく、頭の中で考えてみれば、当然きれいに梱包され、きれいに陳列している方が売れると考えます。
ところが、フリマの現場では、購入者自身は「中古」という意識を持って、買いに来ます。汚れや破れがないかを入念にチャックします。その際、袋に入れて中身が見れないようにすれば、「汚れや破れ」を隠しているのでは・・・と勘繰る人もいるのです。本当の理由は、それだけではなく様々な要因が重なっての結果かもしれません。
価格の安さに飛びつく人もいるかもしれませんが、品質の良さとのバランスであることも確かです。この部分に関しては、出店者さんの決めることで、外野席の私たちが決められることではありません。しかし、陳列方法については、外野席の私にも助言ができると思い、お節介を承知で気づいたことを述べさせていただきました。