第7話:手作り商品が売れるための努力 (2)

前話では、努力の仕方として、現場での努力についてお話しました。今回は、出店前日までの努力についてお話したいと思います。

前話では、手作りのスイートデコなどといった嗜好品や好みが偏る商品についての努力について触れていませんでした(スイートデコやペットの衣服といった手作り品を出店する人を以下、「手作り出店者」と呼ぶ)。
コレクターと言われる人は、自分が好きなものや探しているものを、どこまででも探し求めて買いあさる傾向があります。その人たちには、臭覚力があると言われますが、その大元は「口コミ」や「ネット情報」です。

ここまでわかれば、手作り出店者は、自分の販売する商品をコツコツネットで紹介し、コレクターや嗜好品好きな人たちにPRしなければなりません。そうしなければ、その人たちの耳までには伝わらず、当日の出店では、単に時間の浪費、待ちぼうけの時間となってしまいます。

主催者がチラシを通じてフリマ開催をお知らせする人々は、大枠とも言うべき「フリマファン」なのです。これでは、ピンポイントで訴求することはできません。売れないのも当然です。手作り出店者がタッグを組んで、広く声掛けをし、その口コミが二次来場者を連れてくる構図をつくらなければ、状況は改善しません。

その際、手作り出店者は、自分が出店するイベントのタイトル、日時、場所、そして最も重要なのが「その場所に何を目印にしているのかのお知らせ」です。例えば、赤いのぼりを立てていますとか、○○という店名を大きく看板で掲示していますとかです。
あなただけのお客さん。その日限りの開店です。チャンスは、当日の運だよりでなく、事前の準備の上に運があることを承知していてください。
だからこそ、事前準備と当日準備の重要性がわかっていただけると思います。
※このことは、手作り出店者だけでなく、他の商品構成の人たちにも有効です。

この方法で成功している出店者がいるから、このサイトを読んでいただいている読者に、そっとお知らせしているのです。
ここまで読んだ人は、今から自分でできる努力を始めてみませんか。小銭は、小さな小さな努力をした人だけに確実に寄ってきます。騙されたと思って、やってみてください。損は、ありません。

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